大人バレエ教室リジョイスバレエで、毎週水曜日に横浜ブロッサムスタジオにて開催している「大人バレエ入門~基礎クラス」2022年12月~2023年1月のレッスンの様子のご紹介をとおして講師がつぶやいていきます♪
大人バレエ水曜クラスの様子
2022年12月
2022年のレッスンおさめは、水曜クラスでした。
腕、指先を動かす。移動の足先を動かすetc…全てを自分の身体の中心を基準に考えながら、何度も基本を確認し締めるることができました。ありがとう♪
2023年1月
2023年のレッスン初めは、またまた水曜クラスからでした。
1年のはじまり、忙しい中でも水曜クラスの皆さん、変わらず通常運転で基本に忠実に頑張りました♪
あと1ミリを毎度のレッスンで加えていく
基礎レッスンでは、頭の先から両手、両足、全ての末端神経を通わせて、基本の型にかっちりはめていくことが必要不可欠です。
バレエの経験が長い方ほど、この基本に立ち返ることで、一度全く動けなくなるような感覚を体験するかもしれません。
それはなぜか…
例えば、脚を高く上げる動作の場合、人の身体の構造上は「お尻を動かす」「骨盤の高さを変える」ことで脚を上げるのが人間にとって自然な動き、楽な動きなんですね。
ところが、このように脚を上げてしまうと、背中が丸まり頭の位置が下がる、左右のわきの長さが変わり斜めになる、といった形になります。
これは美しさが損なわれるばかりか、その先の重心のコントロールなどができなくなってしまいます。
そのためバレエでは、脚を上げるためにお尻などを使わずに、上体は肩・骨盤の左右の高さを変えず、脚を持ち上げるための筋肉(腸腰筋)を使って上げていく必要があります。
これを鍛えるには、人間が楽な動きとなる「お尻を動かす」「骨盤の高さを変える」をしないために、まずは正しい身体の型を作り、その中で使うべき筋肉を使って強化しなければなりません。
そうすると、今まで楽な方法で脚を上げてきた方にとっては、「まったく上げられない!」「身体が動かない!」といった感覚になると思います。
なぜなら、使うべき筋肉を使ってこなかったため強化されていないからです。
しかし、もしそういった経験をしてもガッカリしないでほしい。
むしろその感覚を感じたことを「バレエの成長のスタートラインに立った」と喜んでください。
ここからは上がっていくしかないからです。
正しい身体の使い方を理解できたら、次は、今、自分が可能な関節の角度の「あと1ミリ」を毎度のレッスンで加えていくことに挑戦してみてください。
バレエでは、関節の広い可動域とそれをキープする筋力が必要となります。
これを強化していくためには、正しい型という制約の中で、正しい身体の使い方を重ね、可動域を広げ筋力を強化していくことが、バレエの成長の早道です。
なので、ターンアウト(ももの骨の外旋)や、デヴェロッペ(脚を上げる)の角度など、「ここが限界だ」と考えないようにしてほしいのです。
諦めずに挑戦していけば、時間はかかったとしても必ずデヴェロッペの高さは上がっていくし、ターンアウトの角度は広がっていきます。
それをひとつひとつ、焦らずに重ねていくことが自身のバレエの成長に繫がる大事なことです。
やはり正しい身体の型=「基本」なんですね。
大切なことだから、レッスンではどのクラスでも立ち止まって何度も何度も確認します。
大人からバレエを始めたばかりだとしても、バレエ経験が長くてもそれは関係ありません。
新陳代謝を身体がしている以上、不可能なことはないのです。絶対あきらめないこと!
いつもしつこい講師に最後までついてきてくれてありがとう(≧∀≦)
レッスンの様子、続きはまた次のブログで♪