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私がバーレッスンに時間をかける理由

大人バレエ教室リジョイスバレエでは、各クラスにおいて、バーレッスンに非常に多くの時間を割いています。
バーでの基礎レッスンを確固たるものにすることを重視しています。

今回はその理由と、毎週水曜日、横浜ブロッサムスタジオで開催している「大人バレエ入門~基礎クラス」2023年2月~3月の様子をお伝えします。

苦手を克服する大切な時間

わたしの体験談

私がプロのバレエダンサーを目指そうと決意したのが高校卒業後の進路を決める頃でした。
(そもそも、この段階でプロを目指すのでは遅かったと思いますが、、)

上京し、バレエ学校で朝から夕方までバレエの勉強をしながら、恩師の元でもレッスンをするというバレエ漬けの毎日をこなしはじめました。

そんな頃、初めてコンクールに挑戦することになりました。
プロを目指す方は、もっと若い頃から挑戦しているので、私はかなり遅い挑戦でした。

課題となったヴァリエーションは、私にとって苦手な動きの組み合わせのオンパレード。
音楽に合わせて踊るなんて全く及ばないレベルで大変苦しみました。

そんな私にも、恩師は手取り足取り、忍耐強く指導してくださいました。

私は非常に不器用なので、出来るようになるのに時間がかかるタイプ。
尚且つまだまだ技量が低いため、それはもうイバラの道でした。
(指導してくださった三橋先生には感謝してもしきれません。)

スタートダッシュが他の子よりもかなり遅いので、それもコンプレックスではありました。

とはいえこうなった以上がむしゃらにやるしかありません。
レッスンがない日もスタジオをお借りして繰り返し自習をしました。

この動きと動きを繋げるには、足をどう運べばよいか。
どこの音で踏み切れば次の音に間に合うのか。
目線をどこまで送れば重心を保てるか。
どのようなエネルギー配分をしなければいけないか。

ひたすら考えて、恩師の言葉を繰り返し思い出しながら、何度も何度もです。

そして本番の日。
楽屋入りから身支度を終えて、自分の番まで時間がありました。
その間も落ち着かず心臓が飛び出そうな状態にありました。

そこで、すでにバーレッスンを終えていたのですが、階段の手すりなどを使ってバーレッスンをすることにしました。

一通りバーレッスンが終わったら、また初めからバーレッスンを繰り返すことを狂ったように、ひたすら繰り返しました。笑
若かったので、体力だけはあった模様。

バーレッスンを繰り返すことが、緊張を和らげる手段だったようです。

やっと自分の部門の時間がやってきて、舞台袖で自分の番を待っている間も、他の人の演技を観ないようにしてずーーーーーっとバットマンタンジュを繰り返しやっていました。

普通は、自分の踊りの振りをさらってイメトレしたり、精神統一したりするんだと思うんですが、私はひたすらバットマンタンジュです。

変な人です。

いざ、自分の番が来て舞台に出て踊り始めた時、事件はおきました。

床に足をつけている感覚がわからなくなったんです。

大げさではなく、スポンジの床の上に踊っているような感覚。
極度の緊張で脚が震えていたんでしょうね。

「あ、これだめかな」と踊りながら思いました。

しかし、不思議な体験をしたのです。

私の思いとは裏腹に、腕や首や足が音楽と一緒に、勝手に動いている感覚なのです。
脳は思考停止している感覚なのですが、身体が勝手に動いているのです。

頭と身体がチグハグな感じ。

「うぉーなんだこれぇー」
と思っている間に自分の演技は終わっていました。

終わって帰り支度をしながら、まぁ、ダメだったんだろうなぁと思っていたのですが、結果は予選通過。
決選進出で入選となりました。(決選では最後の最後につまづき、入賞には至りませんでした。)

経験から確信したこと2つ

ただ、この経験から確信したこと。

一つは、どんなに自分にとってハードルが高いと思ったことも、諦めずに何度も何度も練習することで、窮地に陥った時でも勝手に身体が動くくらいに進化できるということ。

もう一つは、基本の型を大切にバーレッスンをすることが、困難な場面にブチ当たった場合に何よりも強いということ。

だから私は、通って下さる大人バレエの皆さんにもそれを体験していただきたいなという想いで、一切妥協することなく「基本の大切さ」と、「進化できる可能性を自分で閉ざさないでほしい」ことをお伝えしています。

やっぱり基本って大切

大人からバレエを始めた方から、バーレッスンの途中で「筋トレよりキツイ」という感想をいただいたことがあります。
それには理由があります。

バレエは、見た目とは裏腹に非常にハードです。

瞬発力と持久力が同時に必要となり、かつ美しくしなやかに魅せる必要があります。
えいやっと勢いをつけることはできません。
大変な動きでも、そう見えないように動きます。
そのために、自身の身体のパーツをかなり精密に操作しなければいけません。

本当に1ミリ単位です。
そのたった1ミリの感覚で身体のラインが変化したり、難しいテクニックの成功率が変わったりします。

それを可能にするのが、確固たる基礎なんです。

年齢やバレエの経験値は関係なくです。

水曜クラスでは、大人からバレエを始めたばかりの初心者さんと、バレエの経験が長い方が混じってレッスンをする日がよくあります。

元々入門~基礎クラスなので、経験の長い方でもバレエの基礎にこだわるレッスン構成としているのですが、初心者さんが参加されているときは、よりシンプルな動きの組み合わせで、より基礎にこだわるレッスンの内容にしています。

バレエ経験が長い方にとっては、実はとってもきっついレッスンだったりします。
ですが「あーキツイ・・・」と言いながらも皆さん頑張ってます。(ありがとう!)

そんな日は、一つのポーズを作るという結果だけに囚われないようにしてください。

そこ至るまでの工程を、一つ一つ基礎を丁寧に辿っていける絶好の機会です

それが、「苦手」を克服する大切な時間になりますから・・・

水曜クラスの様子

2023年2月

横浜の大人バレエ教室水曜クラスの様子

横浜の大人バレエ教室水曜クラスの様子

横浜の大人バレエ教室水曜クラスの様子

横浜の大人バレエ教室水曜クラスの様子

2023年3月

横浜の大人バレエ教室水曜クラスの様子

横浜の大人バレエ教室水曜クラスの様子

横浜の大人バレエ教室水曜クラスの様子

横浜の大人バレエ教室水曜クラスの様子

バレエの上半身のしなやかな動き。
それは「肩甲骨の下」からその上の関節を全部使う!
肩関節、肘関節、首関節全てです。

特に動かないのが首。
センターレッスンで初めて意識をするのではなく、毎度バーレッスンの始めから意識しないと身につきません。

そして、一生懸命考えて理解できた事や、たくさん練習してできた事。
次のレッスンでまた同じ場面がきたら、完璧に再現できなくても良いので、また同じようにやろうとしてくださいね。

そしてまた次のレッスンまでにリセットしないでね❤︎


ここまで読んでくださりありがとうございました!
レッスンの様子の続きは、また次のブログで♪




4.6